インドネシア共和国
日・インドネシア首脳会談
令和5年9月7日


現地時間9月7日午後5時20分(日本時間同日午後7時20分)から約30分間、ASEAN関連首脳会議に出席するためインドネシア共和国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジョコ・ウィドド・インドネシア共和国大統領(H.E. Mr. Joko Widodo, President of the Republic of Indonesia)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、会談終了後、両首脳は、日・インドネシア包括的・戦略的パートナーシップに係る共同声明を発出しました。
- 冒頭、岸田総理大臣から、6月の天皇皇后両陛下のインドネシア御訪問の際の温かいもてなしに感謝を述べ、ASEAN議長として重要な役割を果たすジョコ大統領への敬意を表するとともに、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、インドネシアと緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、ジョコ大統領から、これまでの日本の協力に対する謝意が述べられました。
- 両首脳は、海洋分野、「アジア・ゼロエミッション共同体」構想を含むエネルギー分野、ジャカルタ都市高速鉄道等のインフラ分野での取組についても意見交換を行い、引き続き協力していくことで一致しました。
- 両首脳は、ウクライナ情勢、東シナ海・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応やミャンマー情勢といった地域情勢についても意見交換を行い、こうした諸課題に引き続き連携して対応していくことを確認しました。
- 岸田総理大臣から、ALPS処理水の海洋放出に関する日本の立場について説明し、ジョコ大統領から理解が示されました。
- さらに、両首脳は、本年12月に開催予定の日・ASEAN特別首脳会議に向けても引き続き協力していくことで一致しました。