インドネシア共和国

平成28年10月7日
表敬を受ける安倍総理大臣 (写真提供:内閣広報室)
表敬を受ける安倍総理大臣 (写真提供:内閣広報室)

 本7日,午後4時15分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のルフット・ビンサル・パンジャイタン・インドネシア海洋担当調整大臣(H.E. Mr. Luhut Binsar Pandjaitan, Coordinating Minister for Maritime Affairs of the Republic of Indonesia)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,安倍総理大臣から,訪日を歓迎する,日本とインドネシアは共に海洋国家であり,戦略的パートナーであるインドネシアとの関係を重視している,ルフット調整大臣の訪日を機に,両国の関係を一層強化していきたい旨述べました。これに対し,ルフット調整大臣より,ジョコ大統領の指示により,日本との協力案件を推進するために訪日した,パティンバン新港の開発等の案件の進捗を加速化したい旨述べました。
  2. また安倍総理大臣から,インドネシアとの海洋協力を重視しており,特に,海上保安機関への協力,水産資源管理に関する能力向上支援,防衛装備協力を含む安保協力を積極的に進めていきたい,また経済関係についても,税制の適正運用やマセラ鉱区問題等についてルフット調整大臣の協力を得たい旨述べました。これに対し,ルフット調整大臣より,インドネシア周縁部の開発に日本の協力を得たい,防衛産業の協力やPKO分野での協力を推進したい旨述べました。
  3. また,安倍総理大臣から,インドネシアと共に,南シナ海における航行・上空飛行の自由や,地域の平和と繁栄を確保していきたい旨述べたのに対し,ルフット調整大臣から,南シナ海において力の行使があってはならず,関係国は国際法に従って行動すべきであり,紛争は平和的手段によって解決されなければならない旨述べました。

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