ベトナム社会主義共和国
宮路外務副大臣のベトナム訪問(結果)
3月8日から10日まで宮路拓馬外務副大臣は、ベトナム(ホーチミン市)を訪問しました。この訪問の概要は以下のとおりです。
1 第10回ジャパン・ベトナム・フェスティバル(JVF)への出席


8日、宮路副大臣は、ホーチミンで開催されたベトナム最大級の日越交流イベントである第10回ジャパン・ベトナム・フェスティバル(JVF)に出席し、開会式において挨拶を行いました。また、多数のブースを含めて場内を視察するとともに、在ホーチミン商工会議所関係者の方々と共に盆踊り大会にも出席し、ホーチミン市民の方々と交流しました。
2 ホーチミン市都市鉄道一号線開業式典への出席

9日、宮路副大臣は、日本が円借款で支援したベトナム初の地下鉄であるホーチミン市都市鉄道一号線の開業式典に出席し、挨拶を行いました。その後、ドゥオック・ホーチミン市人民委員長及びヴー筆頭外務次官をはじめとするベトナム側要人、さらに、同じく式典に出席した古川国土交通副大臣とともに、ベンタイン駅から終点のソイティエン駅までを試乗しました。
3 ドゥオック・ホーチミン市人民委員長、ヴー筆頭外務次官とのワーキングランチ

9日、宮路副大臣は、古川国土交通副大臣とともに、ドゥオック・ホーチミン市人民委員長、ヴー筆頭外務次官とのワーキングランチに出席しました。両者は、ホーチミン市都市鉄道一号線事業が、ホーチミン市民の生活環境の改善、交通渋滞や大気汚染の緩和、地域経済の発展に寄与していくことの重要性を確認しました。また、今後も、日越関係の強化に取り組んでいくことについても一致しました。
4 ヴー筆頭外務次官との会談

さらに、宮路副大臣はヴー筆頭外務次官と会談しました。
宮路副大臣から、昨年12月の訪日及び本年2月のオマーンでのインド洋会議に続き、再びヴー次官にお会いでき嬉しく思う旨述べるとともに、日越間のハイレベルの意思疎通は益々緊密になっており、「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」に基づき、あらゆる分野での協力の深化・具体化を進めていきたい旨述べました。
これに対しヴー次官から越政府は、様々な改革を実施しており、厳しさを増す国際情勢の中において、日越関係を強化していきたい旨述べました。両者は、政治、安全保障、経済、人材育成など様々な分野における協力を進めていくことで一致しました。
5 視察等
(1) 統一会堂視察

8日、宮路副大臣は、統一会堂(南ベトナム時代の旧大統領官邸)を視察し、資料や展示物の説明を受けました。
(2) 戦争証跡博物館視察
9日、宮路副大臣は、戦争証跡博物館を視察し、博物館の館長よりベトナム戦争に関する資料や展示物の説明を受けました。