ベトナム社会主義共和国

令和6年10月11日
握手する石破総理大臣とファム・ミン・チン・ベトナム首相 日・ベトナム首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
テーブルを挟み会談を行う石破総理大臣とファム・ミン・チン・ベトナム首相 日・ベトナム首脳会談 (写真提供:内閣広報室)

 現地時間10月11日、午前9時00分(日本時間同日午前11時00分)から約25分間、ASEAN関連首脳会議出席のためラオス人民民主共和国を公式訪問中の石破茂内閣総理大臣は、ファム・ミン・チン・ベトナム社会主義共和国首相(H.E. Mr. Pham Minh Chinh, Prime Minister of the Socialist Republic of Viet Nam)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、石破総理大臣から、チン首相とお会いできて嬉しく思う旨述べるとともに、先月ベトナムに襲来した台風で甚大な被害が出たことに関し、お見舞いを述べ、日本は緊急物資支援を行うとともに、新たに緊急無償資金協力を決定した、引き続き復興・復旧に向けて尽力したい旨述べました。これに対し、チン首相からは、石破総理大臣就任への祝意、台風の被害に対する日本からの支援への感謝に加え、日越関係の更なる進展に向けて、石破総理大臣と共に取り組んでいきたい旨述べました。
     また、両者は昨年外交関係50周年を迎え格上げされた、「アジアと世界における包括的戦略的パートナーシップ」の下、あらゆる分野で協力関係を深めていくことで一致しました。
  2. 両首脳は、新たなパートナーシップの下、今後の日越関係について、要人往来を含む人的交流を拡大していくこと、ハイテク分野やデジタル・トランスフォーメーション(DX)、グリーン・トランスフォーメーション(GX)、高度人材の育成等において協力していくことで一致しました。また、両首脳は安全保障分野での協力を具体的に進めていくことでも一致しました。
  3. 石破総理大臣及びチン首相は、地域・国際情勢についても意見を交わし、石破総理大臣から、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の実現に向け、地域・国際情勢への対応についてもベトナムとの協力を強化したい旨述べました。
     また両首脳は、東シナ海・南シナ海、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応、ミャンマー情勢、ロシアによるウクライナ侵略、中東情勢等の地域・国際社会の諸課題について、地域の平和と安定のため緊密に連携していくことで一致しました。

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