タイ王国

平成28年3月11日
3月11日(金曜日)11時00分から約15分間,木原外務副大臣は外務省において,第6回日本・タイ次官級政務協議に参加するため訪日しているアピチャート・チンワンノー・タイ外務次官(H.E. Mr. Apichart Chinwanno, Permanent Secretary of Ministry of Foreign Affairs)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
 
1 冒頭,木原副大臣より,アピチャート次官の訪日を歓迎するとともに,先週,ビジネス環境小委員会が成功裏に開催されたことは喜ばしいこと,プラユット首相から強く要請のあったタイ産マンゴーの日本向け輸出可能品種の追加が実現したこと等を述べた上で,プラユット首相のリーダーシップの下で民政復帰の取組みが着実に進展することに期待を表明しました。

2 また,木原副大臣とアピチャート次官は,北朝鮮に関し,安保理決議の実効性確保の重要性,拉致,核,ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けた協力について一致し,南シナ海問題に関し,ASEANがワン・ボイスで取り組むことが重要である旨,また,国連安保理改革について,政府間交渉で前向きに取り組んでいくことが重要である旨一致しました。

3 タイの国内状況に関しては,アピチャート次官より,憲法起草が今月中にも纏まり,8月に憲法草案の国民投票が実施されることとなっており,選挙に向けたプロセスがより明確化していく見込みである旨説明がありました。

4 2017年は,1887年に近代的外交関係が成立して130年目に当たるところ,両国外務省が協力して,同年を盛り上げていくことで一致しました。

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