タイ王国

平成26年10月16日
(写真1) (写真提供:内閣広報室)
(写真2) (写真提供:内閣広報室)
16日,8時50分から約30分間,アジア欧州会議(ASEM)第10回首脳会議に出席のためイタリア・ミラノを訪問中の安倍内閣総理大臣は,プラユット・ジャンオーチャー首相(H.E.Mr.Prayuth Chan-o-cha)と会談を行いました。概要は以下のとおりです。
 
1 タイにおける新政権発足後,初の首脳会談となった今回の会談において,安倍総理から,日タイ両国は長い伝統を有する友好国であり,日タイの幅広い協力関係を更に強化していきたいと考えている,タイにおいて国民和解を通じ,早期の民政復帰が実現することを強く期待する旨を伝えました。
 
2 さらに,タイの持続的な成長のため,インフラ整備等における日本の技術等の活用を呼びかけたほか,東日本大震災後の放射性物質に係る食品輸入規制の早期撤廃や,タイで活動する日本企業にとって重要な透明・公正な投資環境の整備について要請しました。
 
3 これに対し,タイ側から,タイ国内の民主化にあたり,国内状況の安定の維持を重視し,日本を含む国際社会の声に耳を傾けつつ,改革を進め,民主主義にむけて取り組んでいく旨説明がありました。また,日本との経済関係促進のため,国内の公正で透明性のある投資環境の整備に取り組む,鉄道,水資源管理,エネルギーなどのインフラ分野においては日本からの協力に期待している,食品輸入規制については検討を加速するよう指示する旨発言がありました。

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