アジア
濵地外務大臣政務官のラオス及びベトナム訪問
平成27年11月17日
11月12日(木曜日)から13日(金曜日)まで、濵地雅一外務大臣政務官は、ラオス及びベトナムを訪問したところ、概要は以下のとおりです。
ラオス(12~13日)
1 日程概要
要人との会談(ブンポン副首相、カンパオ外務副大臣)日ラオス外交関係樹立60周年祝賀レセプション
2 主な行事の概要
(1)ブンポン副首相表敬(13日8:30~於:首相府)
濵地政務官より、本13日から開催されるジャパンフェスティバルについて紹介した上で、製造業における日本企業の投資は、単なる資本をもたらすのみならず、ラオスで雇用を生み、技術移転にも寄与しており、人材育成にも貢献している、また、最近、日系の中小企業を対象とした経済特区も設立され、JETRO事務所もオープンした旨言及しつつ、投資環境改善に向けたラオス側の協力を求めたところ、ブンポン副首相は、これまでの日本政府並びに日本国民によるラオスに対する支援に甚大なる謝意を表明するとともに、日ラオス外交関係樹立60周年の本年、両国で多数の記念事業が実施されていること、両国が伝統的に良好な関係にあり、日系企業の更なる投資への期待が示すとともに、濵地政務官から指摘のあった投資環境整備に向けて努力したい旨述べました。また、ブンポン副首相からは、本年が青年海外協力隊創設50周年であり、自分(「ブ」副首相)が日本の青年海外協力隊の表敬を受けたことが紹介されました。(2)カンパオ副大臣との会談(12日16:00~於:外務省)
濵地政務官より、両国の「戦略的パートナーシップ」の関係を具体化させたい、本年5月に代々木公園で開催されたラオスフェスティバルには約20万人来場した、明13日からはラオスでジャパンフェスティバルが開催される、日本から多くの関係者が来訪中である旨紹介しつつ、両国の友好関係が一層発展することを期待する旨述べました。さらに、濵地政務官より、国際交流基金アジアセンターのラオス連絡調整事務所の早期設立のために協力を求めたほか、日系企業のラオス投資を促すべく、投資環境改善に向けたラオス側の協力を求めました。これに対し、カンパオ外務副大臣は、両国関係が幅広い分野で発展していることへの認識を共有した上で、12月2日、ラオスは建国40周年を迎えるため、現在盛大に祝うべく準備中であること、我が国がODAのトップドナーであること等に触れつつ国道9号線改修計画等のODA案件の紹介があった。さらに、カンパオ副大臣からは、アジアセンターの連絡調整事務所が設置され、文化交流が促進されることへの期待感が表明されました。そのほか、濵地政務官より、ラオスが来年ASEAN議長国に就任することを念頭に、地域・国際場裡における我が国の立場を伝えるとともに、ラオス側の理解と協力を求めました。