アジア

令和元年7月18日
(写真1)第6回グリーン・メコン・フォーラムの開催 集合写真
(写真2)第6回グリーン・メコン・フォーラムの開催 小林参事官
  1. 7月8日(現地時間同日),第6回グリーン・メコン・フォーラムが,日本・タイ両政府の共催によりバンコクにおいて開催され,小林賢一外務省南部アジア部参事官及びニコンデート・バランクラ・タイ外務省国際経済局次長(Mr. Nikorndej Balankura, Deputy Director-General, Department of International Economic Affairs, Ministry of Foreign Affairs of Thailand)が共同議長を務めました。
  2. このフォーラムには,日本及びメコン諸国(カンボジア,ラオス,ミャンマー,タイ,ベトナム)の関係省庁,並びに国連環境計画(UNEP),国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP),メコン河委員会(MRC),アジア工科大学等から,それぞれ関係者が出席し,意見交換を行いました。
  3. (1)セッション1では,「持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための課題と取り組み」をテーマとし,「誰一人取り残さない」ための取組を,グローバル・各国・メコン地域などさまざまなレベルにおいて,ベストプラクティスに倣いながら,官民連携(PPP)やNGOなどの民間セクターを含めたさまざまなスキームを用いて推進していくことの重要性が指摘され,また,SDGs達成のためには,包括的な取組が求められる旨も指摘されました。
    (2)セッション2では,タイの学生3名が登壇し,SDGsを達成するためには,若者間での認知度を向上させると共に,一人ひとりがアクションを起こすことの必要性が強調されました。
    (3)セッション3では,「海洋ごみ」をテーマに,メコン河に関連する諸問題を提起するとともに,責任やコストは皆で負担すべきと指摘されました。また,セッション4では,「水資源管理」について,メコン各国及びメコン河委員会の代表から各国・組織の取組が紹介され,データ収集と各国の状況把握の必要性や,人材不足,水質汚染に関するの問題点について説明がなされると共に,それらに対するこれまでの日本の支援への感謝と今後の日本の援助への期待が言及されました。
  4. このフォーラムの成果は,本年開催予定の第12回日本・メコン地域諸国外相会議にて報告されます。

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