ミャンマー連邦共和国

平成31年3月5日
ミン・トゥ・ミャンマー外務次官による鈴木外務大臣政務官表敬
3月1日、鈴木外務大臣政務官は、第6回日・ミャンマー人権対話出席のため訪日中のミン・トゥ・ミャンマー外務次官の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

1 ラカイン州情勢

鈴木政務官より、避難民が、国連の協力の下,安全,自発的で尊厳ある形での帰還できることを期待している旨述べつつ、次の諸点につき具体的進展を求めました。
  1. ミャンマー政府による帰還環境の整備状況について,バングラデシュに滞在する避難民に対する説明会を早期に実施すること。
  2. 治安及び国連機関の人道アクセスの早期回復。
  3. ラカイン州中部の国内避難民(IDP)キャンプの適切な閉鎖及び再定住。
  4. ミャンマー政府が設置した独立調査団が,信頼性と透明性のある調査を行い,その結果,適切な措置が取られるようミャンマー政府として一層の努力を行うこと。
  5. ロイター通信記者の件について適切な対応をとること。
これに対し、ミン・トゥ外務次官より、鈴木政務官からのご指摘をしっかり受け止める、詳細については人権対話の場でも協議したい等の反応がありました。

2 少数民族和平

鈴木政務官より,昨年12月の国軍による4ヶ月間の軍事行動の停止宣言を歓迎。停戦合意及び国内避難民(IDP)の帰還につながることを強く期待している、日本は,笹川陽平ミャンマー国民和解日本政府代表と共に,しっかり支援していく旨述べました。

これに対し、ミン・トゥ外務次官より、昨年2月13日に、新モン州党(NMSP)とラフ民主同盟(LDU)が新たに全国停戦合意に署名した背景に、笹川政府代表の働きかけがあったことに大変感謝している、ミャンマー政府としても、笹川政府代表と協力していく旨述べました。

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