ミャンマー連邦共和国

日・ミャンマー首脳会談

平成26年11月12日

安倍晋三総理大臣は、11月12日午後1時05分から1時35分まで、ASEAN関連首脳会議へ出席のため訪問中のミャンマー・ネーピードーにてテイン・セイン大統領と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
両国首脳は同会談に先立ち,本年が日・ミャンマー外交関係樹立60周年という節目の年であることにかんがみ、日本とミャンマーの緊密な関係を象徴するものとして、60周年の記念貨幣(PDF)の最初の一枚をテイン・セイン大統領に渡しました。また、ティラワ経済特別区の新規開発区域に関する覚書及び汚職撲滅宣言の交換に立ち会いました。

1 冒頭発言

(1)冒頭、安倍総理から、ASEAN議長国としての采配振りに敬意を表しました。また、ミャンマーにおける諸改革の進展に向け、日本は今後も支援していく旨表明しました。
(2)これに対し、テイン・セイン大統領からは、日本からの経済分野をはじめとする多大な支援に感謝しており、今後も協力をお願いしたい旨述べました。

2 政治・安全保障

安倍総理から、ミャンマー政府と少数民族との国民和解に向け、「積極的平和主義」の下,本日同席の笹川陽平・国民和解担当日本政府代表とも連携し、国内和平への関係者の取組を強力に支援していく、全国規模の停戦合意の早期実現を強く期待している旨述べました。これに対し、テイン・セイン大統領からは、笹川代表をはじめとする日本からの支援には感謝しており、引き続き国民和解を推進していきたい旨述べ,現状の説明がありました。また,安倍総理から,ミャンマー西部ラカイン州の情勢改善に向けた更なる取組を働きかけ、テイン・セイン大統領からは、外国の協力も得つつ情況の改善に努力したい旨の発言がありました。さらに,安倍総理からは,国軍から防衛大学校への留学など,防衛交流進展への期待を表明しました。

3 経済関係・経済協力

(1)安倍総理から,今般,邦銀3行に参入許可が付与されたことを歓迎した上で、金融部門全体の発展に貢献したい旨述べ、テイン・セイン大統領からは、これを契機に日本からの投資が増加することへの期待が表明されました。また,安倍総理は、投資拡大のため租税条約の早期締結を目指したいとの認識を伝えました。
(2)テイン・セイン大統領から、これまで官民を挙げてティラワ経済特別区の開発を支援いただいていることに感謝しており、ミャンマー政府としても必要な協力を惜しまない旨述べました。
(3)安倍総理から、今般、総額260億円の円借款3件の供与(PDF)を決定したこと、これも活用して、中小企業向け金融、配電網、ティラワ港などの整備に協力したい旨述べました。また、郵便・通信・放送、建設などの分野において協力するほか、日本の官民の知見を活かし、保健・医療分野の拠点整備や人材育成など支援していく考えである旨述べました。テイン・セイン大統領からは、日本からの幅広い支援に改めて謝意の表明がありました。
(4)また、両首脳は、ダウェー開発についても今後、日本、ミャンマー、タイの3カ国間で協議していくことで一致しました。

4 遺骨収集

安倍総理から、戦時中ミャンマーで亡くなった日本人の遺骨収集についても重視しており,協力を要請したのに対し,テイン・セイン大統領から,人道的観点からできる限りの協力をしたい旨述べました。

5 地域・国際情勢

両首脳は、今回のASEAN関連首脳会議等において「海における法の支配」、北朝鮮問題等の地域・国際情勢についても連携を深めていくことで一致しました。

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