ミャンマー連邦共和国

平成27年10月15日

 ミャンマー政府と8つのミャンマー少数民族武装勢力が、2015年10月15日に停戦協定に合意したことを心より歓迎いたします。

 ミャンマーで進められている和平プロセスにおいて、ミャンマー政府と少数民族武装勢力の双方が対話を継続し、信頼を深め、この日を迎えられたことに心より敬意を表します。

 私はミャンマー国民和解担当日本政府代表として、ミャンマー政府と少数民族武装勢力の双方の信頼構築のため、両者の対話を促進してきました。

 この停戦協定署名の場において、日本政府を代表し、証人(witness)として参加させていただいたことに重責を感じております。

 今回は合意への決断に至らなかったグループもあります。そのような背景には、当然ながら、少数民族武装勢力側に文化的・歴史的な事情があるからです。多様な事情を尊重しつつ、少数民族武装勢力とミャンマー政府が引き続き対話の努力を続けることを期待します。

 今なお多くの住民が苦しく、不安定な生活を余儀なくされています。彼らが安心して暮らすことができるようにするためにも、私は、ミャンマー和平プロセスの前進が今後も留まることがあってはならないと考えています。

 日本は、証人(witness)としての重責をあらためて認識し、今後も国際社会と連携しながら、ミャンマーの和平プロセスの前進のために、引き続き、最大限の支援を行っていく考えです。


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