ラオス人民民主共和国

令和5年10月11日
正面を向き、握手を交わす、上川大臣とソーンサイ首相の様子
着席し、意見交換を行う、上川大臣とソーンサイ首相の様子

 現地時間10月11日午後3時20分(日本時間同日午後5時20分)から約50分間、ラオスを訪問中の上川外務大臣は、ソーンサイ・シーパンドン・ラオス人民民主共和国首相(H.E. Dr. Sonexay SIPHANDONE, Prime Minister of the Lao People’s Democratic Republic)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 ソーンサイ首相は、上川大臣の外務大臣就任への祝意及び今回のラオス訪問への歓迎の意を表明し、両国の「戦略的パートナーシップ」を強化すべく協力していきたい旨述べました。
 上川大臣は、12月の日ASEAN友好協力50周年特別首脳会議、来年のラオスのASEAN議長国、2025年の日ラオス外交関係樹立70周年の機会を捉えて、両国関係及び日ASEAN関係を更に強化したい旨述べました。

2 二国間関係

 上川大臣から、これまでの日本によるラオスの社会経済開発への支援に触れつつ、今後も連結性強化、財政安定化、人材育成における協力を継続していきたい、気候変動、クリーンエネルギーやデジタルなどの新しい分野でも協力を拡大していきたい旨述べました。また、上川大臣から、次世代を中心とした人的交流を促進していきたい、日本企業の進出を通じてもラオスの経済発展に貢献したい旨述べました。
 これに対し、ソーンサイ首相は、これまでのラオスに対する日本の支援に謝意を表明するとともに、友好関係の進展人的交流、日本企業のさらなる進出を推進していきたい旨述べました。また、ソーンサイ首相から、2024年はラオス観光年である旨言及しつつ、観光や鉱物資源、クリーンエネルギー等、ラオスが潜在力のある分野での協力を重視しており、ラオスへの対日投資を促進するため日本と協力したい旨発言がありました。

3 日ASEAN協力

 上川大臣から、12月の日ASEAN友好協力50周年特別首脳会議に向けて、将来の日ASEAN関係の方向性と新たな協力のビジョンを共同で打ち出したく、ラオスともよく連携していきたい旨述べました。
 これに対し、ソーンサイ首相からは、ラオスが来年ASEAN議長国を務めるにあたっての協力に対して謝意表明があり、12月の特別首脳会議と来年のASEAN関連会議に向けて、引き続き連携していきたい旨述べました。


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