ラオス人民民主共和国
上川外務大臣とサルムサイ・ラオス副首相兼外務大臣との夕食会
令和5年10月11日

現地時間10月11日午後7時(日本時間同日午後9時)から約90分間、ラオスを訪問中の上川陽子外務大臣は、サルムサイ・コンマシット・ラオス人民民主共和国副首相兼外相(H.E. Mr. Saleumxay KOMMASITH, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Lao People’s Democratic Republic)と夕食会を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、サルムサイ副首相から、日本とは二国間関係の発展のみならず国際社会における協力を深めていきたい旨述べました。上川大臣から、ラオス側から歓迎いただき密度の濃い一日となった、これまでの両国関係の蓄積の上に、さらなる関係の発展に向けて未来志向で取り組んでいきたい旨述べました。
- 上川大臣から、法の支配に基づく外交を重視している、また、次世代を担う人材の育成、日ASEAN協力関係を更に強固にする人材交流が重要であると述べました。サルムサイ副首相から、上川大臣の考えに賛同する、連携して取り組んでいきたい旨述べた後、両外相はこれらの課題に取り組む意義について率直な意見交換を行いました。
- 上川大臣から、9月に発表された「日ASEAN包括的連結性イニシアティブ」に言及し、12月の日ASEAN友好協力50周年特別首脳会議では、将来の日ASEAN関係の方向性と新たなビジョンを共同で打ち出したい旨述べました。また、地域の連結性の強化や、「女性・平和・安全保障(WPS)」についても連携を強化したい旨述べました。これに対しサルムサイ副首相からは、ラオスが来年ASEAN議長国を務めるにあたっての日本からの協力に対して謝意表明があるとともに、WPSや女性の活躍について賛同する旨の発言がありました。両外相は、12月の特別首脳会議とラオス議長下の来年のASEAN関連会議に向けて、引き続き連携していくことで一致しました。