カンボジア王国

平成29年1月24日
小田原潔外務大臣政務官へのスオス・ヤラー・カンボジア人民党対外関係委員会副委員長による表敬

 1月24日,小田原潔外務大臣政務官は,日本の選挙・政党制度についての視察のために訪日中のカンボジアのスオス・ヤラー人民党対外関係委員長(H.E. Mr. Suos Yara, Vice Chairman of the Commission for External Relationship of Cambodian People’s Party)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 小田原政務官から,カンボジア与党人民党の若手リーダーの一人であるスオス・ヤラー副委員長の訪日を歓迎し,今次訪問団のような次世代層の交流により両国関係が一層緊密化することへの期待を述べました。また,カンボジアにおいて総選挙を通じた民主主義が定着したことを評価し,与野党の協力により本年及び明年の選挙が自由・公正に行われることを希望し,また,そのために日本として選挙改革支援を継続する旨述べました。

2 さらに,小田原政務官から,カンボジアの産業開発政策を担う人材を後押しするため,教員養成大学整備に向けた調査を実施中である旨述べるとともに,本年から高度人材育成事業である「イノベーティブ・アジア」を通じ,優秀な理学・工学分野の人材に日本での留学やインターンシップの機会を提供していく旨伝えました。

3 スオス・ヤラー副委員長は,日本の支援に感謝の意を表すとともに,かつて国連平和維持活動(PKO)の受入れ国であったカンボジアは,現在PKOの派遣国になったとして,地雷除去,人道支援及び文化遺産保護等の分野で日本と協力し,地域・国際社会に貢献したいと述べました。また,カンボジアの平和・安定・発展のためにも選挙を適切に行い,カンボジアをメコン地域における民主主義の模範国にしたいと述べました。

4 このほか,地域情勢についても率直な意見交換を行いました。


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