カンボジア王国

令和元年8月29日
8月21日から23日まで,鈴木憲和外務大臣政務官は,カンボジア王国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。

1 日程概要

21日:フン・セン首相への表敬,プラック・ソコン副首相兼外相への表敬,フン・マニー国民議会議員主催昼食会,カンボジア若手政治関係者との懇談会,イオンモール1号店視察(以上,プノンペン)

22日:カンダール州農産物集出荷センター視察,スバイリエン州農産物組合視察

23日:ソック・チェンダソピア首相補佐特命大臣兼カンボジア開発評議会事務局長主催昼食会,ブン・ホン内務長官との会談,日本橋視察,くっくま孤児院視察,トゥールスレン虐殺博物館視察(以上,プノンペン),スバイチュルム農協視察(スバイリエン州)

2 主な行事の概要

(1)カンボジア政府要人との会談

ア 二国間関係全般

鈴木政務官より,昨今のカンボジアの目覚ましい経済発展に敬意を表した上で,これまでの日本のカンボジアに対する支援に言及しつつ,日カンボジア関係の更なる強化に対する期待を述べました。これに対して,カンボジア側からは,鈴木政務官の今次訪問に対する歓迎の意が述べられた上で,今日のカンボジアの発展はこれまでの日本の支援と切り離すことはできないとして,高い評価と謝意が示されました。

イ 経済

鈴木政務官より,日本からの更なる投資増に向けて,物流円滑化を含む投資環境の一層の整備を求めました。これに対して,カンボジア側からは,日本からの一層の投資促進への期待を表明し,官民合同会議等を通じて日本企業の意見に耳を傾けつつ,今後とも投資環境の整備に努めていく旨,説明がありました。

ウ 国内情勢

鈴木政務官より,昨年12月から計3回にわたり実施した若手政治関係者招へい等を含む我が国の取組を共有し,今後もこのような招へいを継続し,カンボジアの民主主義プロセスを後押しする旨述べました。これに対して,カンボジア側から,自国の立場・取組に関する説明がありました。また,我が国の支援・取組への謝意とともに,日本の民主主義の経験に学びつつ,国内の民主主義プロセスを進めていく旨述べました。

エ 地域・国際情勢

北朝鮮や南シナ海をはじめとする地域・国際場裡における喫緊の課題についても意見交換を行い,更に連携していくことで一致しました。特に,北朝鮮情勢については,北朝鮮の非核化に向け,安保理決議の完全な履行が重要との立場が共有されました。
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    フン・セン首相表敬
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    プラック・ソコン副首相兼外相表敬
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    カンボジア若手政治関係者との懇談会

(2)カンダール州農産物集出荷センター,スバイリエン州農産物組合,スバイチュルム農協視察

カンダール州及びスバイリエン州における農業関連施設等を視察し,カンボジアにおける安心・安全な農産物の生産・供給及び地方農業の活性化にかかる取組の現状を視察しました。
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