カンボジア王国

平成27年6月23日
6月19日,中根一幸外務大臣政務官は,アジアの平和構築に関するハイレベルセミナー出席のために訪日中のウイッ・ボリット・カンボジア外務国際協力省長官 (H.E.Mr.Uch Borith, Secretary of State, Ministry of Foreign Affairs and International Cooperation) の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1.二国間関係全般

冒頭,中根政務官より,チア・シム前上院議長の逝去への弔意を表明しました。
次に,同政務官は,アジアの平和構築に関するハイレベルセミナーに御出席頂き感謝申し上げる旨述べ,カンボジアの和平後の民主化,国民和解,復興・発展の歩みは平和構築のモデルケースであり,20日のセミナーでは,貴国の経験を披露頂きたい旨述べました。
これに対し,ウイッ・ボリット長官からは,日本政府・国民に対し,あらゆる分野への支援に対し感謝申し上げる,本件セミナーに参加できることは光栄であり,カンボジアの経験を参加者及び国際社会と共有したい,今日のカンボジアの平和と発展は日本をはじめ国際社会からの支援無しでは語れない旨述べました。
また,同長官より,フン・セン首相の指示により,日本の11月5日を「世界津波の日」に制定するとの提案を支持する旨述べました。

2.選挙支援等

中根政務官より,カンボジアが,幅広い国民からの信頼を得て選挙改革に取り組むことを期待する,我が国は,専門家派遣等を通じて改革を最大限支援していきたい旨述べました。
また,同政務官より,カンボジアで策定中のNGO法案に関し,カンボジア政府が,丁寧な説明・対話を行い,透明・公平な策定・運用が重要と考える旨述べました。これに対し,ウイッ・ボリット長官より,本件法案に関するカンボジア側の取り組みにつき説明がありました。

3.経済協力

中根政務官より,我が国は,メコン地域の連結性強化の鍵を握るカンボジアの役割を重視し,質の高いインフラ投資を通じて今後も経済インフラ整備等を支援する旨述べました。これに対し,ウイッ・ボリット長官は謝意を表明しました。

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