カンボジア王国

平成27年5月27日
5月26日,中根一幸外務大臣政務官は,列国議会同盟(IPU)世界若手議員会議に参加のために訪日中のフン・マニー・カンボジア国民議会議員 (H.E.Mr.Hun Many, Member of the National Assembly,フン・セン首相の子息)一行と懇談したところ,概要は以下のとおりです。

1.二国間関係

中根政務官より,一昨年,安倍総理とフン・セン首相は,両国関係を戦略的パートナーシップに格上げし,政治,経済,人的交流等様々な分野で協力を強化してきている,自分は政務官就任以前にも,国会議員として両国関係強化に尽力してきており,貴議員とも連携し,議員交流を通じた両国関係の強化に努めたい旨述べました。
これに対し,フン・マニー議員より,両国関係が幅広い分野で強化されているとの見解に同意する,また中根政務官が個人としても両国関係の発展のためにご尽力頂いていることに感謝申し上げる旨述べました。

2.経済協力

中根政務官より,4月の「つばさ橋」開通を嬉しく思う,1月には自分も桁閉合式にフン・セン首相と共に参加できたことは光栄であった,日系企業を含め,「つばさ橋」開通・南部経済回廊の完成による地域経済統合への期待は高い旨述べました。更に,中根政務官から,本年末にASEAN共同体が発足予定,我が国はメコン地域の連結性の鍵を握るカンボジアの役割を重視し,今後も経済インフラ整備等を支援したい旨述べました。
これに対し,フン・マニー議員より,日本は和平後のカンボジア支援を実施した最初の国であり,日本の無償資金協力「つばさ橋」をはじめとして,これまでのカンボジアの発展に向けた支援に関し,日本政府・国民に感謝申し上げる旨述べました。

3.青年交流

中根政務官より,4月に貴議員が主催された国際青年文化祭には,日本の青年も参加した,また自分も,本年初めて東京で開催されたカンボジア・フェスティバルに参加した,こうした交流を通じ,相互理解を一層深めたい旨述べました。
これに対し,フン・マニー議員より,国際青年文化祭への日本からのご参加に感謝申し上げる,今回のIPU世界若手議員会議も相互理解を進める良い機会である,今後も両国の青年交流へのご支援をお願いしたい旨述べました。

4.その他

カンボジア国民議会として明2016年のIPU会議の開催国となることを希望していることや,日本によるカンボジアの選挙改革支援,7月に東京で開催される日メコン首脳会議などに関して意見交換を行いました。

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