アジア

平成26年10月15日
14日,中根一幸外務大臣政務官は外務省の招待により訪日中のチェム・ヴィチア・カンボジア外務国際協力省副長官(His Excellency, Dr. Chem Widhya, Under Secretary of State, Ministry of Foreign Affairs and International Cooperation in Kingdom of Cambodia)との間で昼食を交えた意見交換を行った結果,概要は以下のとおりです。
 
1.中根政務官から,昨年12月に格上げされたカンボジアとの戦略的パートナーシップを強化していきたい,明年は日カンボジア友好条約60周年,ASEAN共同体発足という重要な節目であり,カンボジアの連結性強化の取組を今後も支援する旨述べました。また,7月の与野党合意を受け我が国として選挙改革支援を行う方針を説明したほか,8月のクメール・ルージュ裁判の判決による司法プロセスの進展を歓迎すると共に,航空協定締結の署名に向けた手続を進め,将来の直行便就航により両国国民間の交流が活発化することを期待する旨述べました。更に,ASEAN対日調整国としての尽力に謝意を表明し,地域・国際場裡の課題に関しても意見交換を行い,特に日本の捕鯨政策への支持に謝意を表しました。
 
2.チェム・ヴィチア副長官は,日本からのカンボジア和平以来の支援,特にインフラ整備やクメール・ルージュ裁判等への多大な支援に感謝申し上げる。また,日本の「積極的平和主義」を支持する,日本はASEANの長年に亘るパート-ナーであり,地域の発展に向けた日本の役割を高く評価する旨の発言がありました。更に,両国間の人的交流促進,日本からの一層の民間投資への期待につき表明があったほか,日本の捕鯨に関する立場への支持表明が改めてありました。

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