外務副大臣・外務大臣政務官

平成26年2月6日
 木原誠二大臣政務官は、2月6日午後2時30分から3時15分まで、日本政府の招へいで訪日中のカンボジアのソイ・ソピアップ・ダウムアンピル・ニュース社社主の表敬を受けたところ、概要は以下の通りです。
 
1 冒頭発言

(1)冒頭木原大臣政務官から、貴殿は、カンボジア有数のインターネットニュース配信社の社主として多くの国民にニュースを提供し、カンボジアの抱える様々な社会問題の解決にも役割を果たす等、活発に活動されていると承知する、日本でもジャーナリストは、政治、行政、経済の各分野で大きな影響力を発揮しており、日カンボジアの友好関係を深めるため影響力を発揮して頂きたいと述べました。

(2)ソイ・ソピアップ社主からは、自分はかつて共同通信社に勤務したことがあり、その経験のお陰で、現在通信社の仕事ができている、現在は日カンボジア関係を民間投資等の分野で強化する良いタイミングであり、今回の訪日を通じて得られた日本のカンボジアに対する善意をカンボジアで伝えていきたい旨述べました。
 
2 カンボジア情勢・日カンボジア関係

(1)木原大臣政務官から、昨年12月に両国首脳が一致した二国間関係の戦略的パートナーシップへの格上げを踏まえて関係を一層深めたい旨述べるとともに、そのためには、ODAに加えて民間投資が重要であり、近年日本からの民間投資が増加していることを嬉しく思う、昨年の査証緩和を受けて両国の草の根レベルで交流が一層深まることを期待する旨述べました。

(2)カンボジアの現下の政治情勢については、先方からの照会に対し、平和裡の問題解決と情勢正常化を強く期待しており、選挙改革調査団の派遣については、成果を得るためにも、まず関係者間で選挙改革に向けた共通の土台が形成されることが重要と述べました。

(3)木原大臣政務官は、先方からの日本の対カンボジアODA政策に関する質問に答え、日本は(ア)メコン地域の持続的成長とそのためのインフラ整備、(イ)法制度整備などによるガバナンス強化、(ウ)保健・医療等を重視している旨述べたところ、先方からは、近く開設される商事裁判所など司法分野への支援に引き続き期待する旨述べました。

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