報道発表

岩屋外務大臣と駐日アフリカ外交団代表との面会

令和7年3月29日
アフリカ外交団代表と握手をして集合写真撮影に応じる岩屋外務大臣

 3月29日、正午から約60分間、岩屋毅外務大臣は駐日アフリカ外交団代表と面会したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、駐日アフリカ外交団が、日頃から日本との関係強化に尽力していることに敬意を表しました。その上で、日本がTICADを通じて30年以上にわたってアフリカの開発を後押ししていることに触れつつ、本年8月のTICAD9では、「アジェンダ2063」に示されるアフリカ自身の取組を引き続き後押ししていくとともに、イノベーション、若者と女性、経済統合、アフリカの平和と安定等の重要分野で、AI等のテクノロジーや廃棄物リサイクルのノウハウなど、日本の革新的な技術や知見を生かしながら、アフリカ諸国との間で課題解決策の共創・実践を積み重ねたい旨述べました。
  2. これに対し、駐日アフリカ外交団長のピエール・ゼンゲ駐日カメルーン大使(H.E. Dr. Pierre NDZENGUE, Ambassador of the Republic of Cameroon to Japan and Dean of the African Diplomatic Corps)から、日本がアフリカ地域の発展において果たしている役割に対する高い評価と感謝の念が述べられるとともに、今後も日本からの投資の増大や人材育成への協力を含め、日・アフリカ諸国間の関係を多角的に発展させていくことへの期待が表明されました。また、出席した各地域の代表大使からも、二国間関係の強化とともに、日本とアフリカの投資、イノベーション、人材育成を含む経済関係の一層の強化を希望する旨発言がありました。
  3. また、岩屋大臣から、本日各大使から頂いた有益な御意見に謝意を表するとともに、これからも各国との対話を重視し、TICADを始め二国間・国際場裡のそれぞれにおいて、アフリカ諸国と緊密に連携したい旨述べました。

(参考1)参加した駐日アフリカ外交団代表(駐日大使)

 カメルーン(駐日アフリカ外交団長)、モロッコ(北部代表)、ガボン(中部代表)、タンザニア(東部代表)、マラウイ(南部代表)、ガーナ(西部代表)

(参考2)「アジェンダ2063」

 今後50年間に実現すべきアフリカの包括的な成長及び持続可能な開発のための共通の枠組み。2013年のOAU設立50周年記念宣言を通じアフリカの首脳によって合意された。


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