報道発表
第5回日・バルト協力対話の開催(結果)
令和7年3月13日


3月12日、松本尚外務大臣政務官は、リトアニア共和国の首都ビリニュスにおいて開催された、第5回日・バルト協力対話に出席しました。今回の対話には、シギタス・ミトクス・リトアニア共和国外務副大臣(Mr. Sigitas Mitkus, Vice-Minister of Foreign Affairs, Republic of Lithuania)、ライモナス・タラト=ケルプシャ・リトアニア共和国外務次官(Mr. Laimonas Talat-Kelpša, Political Director of Foreign Affairs, Republic of Lithuania)、マーティン・ロゲル・エストニア共和国外務省政務担当次官補(Mr. Martin Roger, Undersecretary of Political Affairs, Ministry of Foreign Affairs of Republic of Estonia)、イヴァルス・ラーシス・ラトビア共和国外務副次官兼政務部長(Mr. Ivars Lasis, Undersecretary of State, Political Director, Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Latvia)が出席しました。
- 各国代表は、ロシアによるウクライナ侵略について議論し、現在行われている各国の外交努力により、長年にわたる戦闘行為が終結し、一日も早い公正かつ永続的な平和の実現につながることが重要であるとの意見で一致しました。
- 各国代表は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であり、これまで以上に日・バルト間で安全保障協力を行う必要があるとの認識を改めて共有しました。また、経済分野では、接点を強化することに加え、スタートアップ、地域の連結性強化やエネルギー関連のプロジェクトでの協力の可能性を確認しました。
- さらに、各国代表は、インド太平洋情勢についても議論し、中国をめぐる諸課題への対応や、核・ミサイル問題、拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
- 各国代表は、第6回日・バルト協力対話は、ラトビアにおいて開催することを決定しました。
(参考)日・バルト協力対話
2018年1月、安倍内閣総理大臣(当時)が日本の総理大臣として初めてバルト三国を訪問した際、幅広い分野での日本とバルト三国との間の協力を推進するため、バルト協力対話を立ち上げることで、首脳間で合意した。