報道発表

日仏外相電話会談

令和6年10月11日

 10月11日、午後5時35分から約15分間、岩屋毅外務大臣は、ジャン=ノエル・バロ・フランス共和国欧州・外務相(H.E. Mr. Jean-Noël BARROT, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、バロ外相の欧州・外務相への就任に祝意を述べるとともに、2024年パリ・オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に祝意を述べた上で、フランスは、価値や原則を共有する「特別なパートナー」であり、二国間関係の一層の強化、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、緊密に協力していきたい旨述べました。
  2. これに対し、バロ外相から、岩屋大臣の外務大臣就任に祝意が述べられるとともに、日仏関係は特別な関係であり、今後、岩屋大臣と緊密に協力し、幅広い分野で関係を深化させていけることを楽しみにしている旨発言がありました。
  3. 両外相は、昨年12月に発出した日仏協力のロードマップを踏まえ、経済安全保障、スタートアップ、貿易・投資、AIをはじめとする先端技術での協力に加え、地球的規模課題への対応でも協力していくことで一致しました。また、両外相は、日仏部隊間協力円滑化協定(RAA)に係る議論を始めとする安保・防衛協力の具体的な進展を歓迎しました。
  4. 両外相は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識を共有し、インド太平洋における安全保障情勢や、ウクライナ及び中東情勢に関し、日仏で緊密に連携していくことを確認しました。
  5. 両外相は、対面での会談を早期に実現することを念頭に、二国間及びG7で引き続き緊密に協力していくことで一致しました。

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