報道発表

日・カナダ外相電話会談

令和2年3月18日

 3月18日,午後10時頃から約30分間,茂木敏充外務大臣は,フランソワ=フィリップ・シャンパーニュ・カナダ外相(The Honourable François-Philippe Champagne, Minister of Foreign Affairs of Canada)と日・カナダ外相電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 茂木大臣から,新型コロナウイルス感染症に対する日本での取組を説明するとともに,在留邦人に対する支援を要請しました。

2 シャンパーニュ外相から,「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗船していたカナダ国民の帰国等に際する日本政府の適切な対応及び支援に改めて謝意が表明されました。また,新型コロナウイルス感染症に関するカナダの取組について説明がありました。

3 その上で,両大臣は,新型コロナウイルスの感染拡大に関し,次の四点について一致しました。

  • (1)第一に,各国で感染が拡大する中,感染症対策により得られた教訓・知見を共有していくこと。
  • (2)第二に,感染の拡大防止を図る上で,一定期間の適切な水際対策も考え得ること,また,水際対策をとる上では関係国間での協調及び情報共有が重要であること。
  • (3)第三に,感染症の沈静化に向けて治療薬やワクチンの開発が極めて重要であり,各国の官民の取組を強化し,共同開発も模索していくこと。
  • (4)第四に,両国に滞在しているそれぞれの国民の安全確保に向けて引き続き協力していくこと。

 4 両大臣は,来週のG7外相会合でも,新型コロナウイルス対策についてしっかり議論し,協力していくことを確認しました。


報道発表へ戻る