報道発表

2014年国際海洋法裁判所(ITLOS)裁判官選挙における候補としての柳井俊二氏(現ITLOS所長)の指名

平成25年6月11日
  1.  本11日(現地時間10日),ニューヨークにて開催されている第23回国連海洋法条約締約国会議において,我が方代表団は,日本政府が,2014年半ばに開催される第24回国連海洋法条約締約国会議において予定される国際海洋法裁判所(ITLOS)裁判官選挙の候補として,柳井俊二(やないしゅんじ)現ITLOS所長を再び指名することを表明しました。
  2.  ITLOSは,海洋に関する紛争の平和的解決と,海洋分野における法秩序の維持と発展のために,重要な役割を果たしています。このようなITLOSにおいて,我が国が候補として指名する裁判官のポストを維持していくことは,海洋国家であり,また国際社会における法の支配を推進する我が国にとって重要であるのみならず,国際社会への有意義な貢献となるものです。
  3.  外務省として,各国に対し,柳井候補に対する支持要請を今後とも積極的に行っていく方針です。

【参考】柳井俊二ITLOS所長略歴
 1937年生まれ。東京大学法学部卒。1961年に外務省入省し,条約局長,総合外交政策局長,外務審議官,外務事務次官,駐米大使等を歴任。この間,国連海洋法条約を起草した第三次国連海洋法会議(1973-1978年)に参加。2002年に退官。2005年6月に行われたITLOS裁判官選挙においてITLOS裁判官に選出され,同年10月よりITLOS裁判官(2011年10月よりITLOS所長。)。


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