報道発表
松山外務副大臣のフランス訪問(概要)
平成25年4月30日
4月29日から30日まで,松山政司外務副大臣は,フランスを訪問し,第15回日・EUビジネス・ラウンドテーブル(BRT)年次会合に出席した他,フランス政府関係者との間で,二国間関係強化等につき意見交換を行いました。
- 第15回日・EUビジネス・ラウンドテーブル(BRT)年次会合松山副大臣は,29日にパリにて開催された第15回BRT年次会合の官民合同セッションに出席し,本年4月に交渉を開始した日EU経済連携協定(EPA)及び政治協定の早期妥結に向けて,我が国として今後も精力的に取り組んでいくとの決意を述べました。また,東日本大震災からの復興の加速化という観点から,日本産品に対する輸入規制の更なる緩和・撤廃をEU側に働きかけました。
その他,会合参加者と,日EU経済関係の現状や連携強化の必要性,将来の課題等について議論を行いました。 - フランス政府関係者との会談
また,松山副大臣は,同日,ローラン・ファビウス外務大臣(Mr.Laurent Fabius, Minister of Foreign Affairs of the French Republic)及びルイ・シュバイツァー日仏パートナーシップ外相特別代表(Mr.Louis Schweitzer,Special Representative of the Minister of Foreign Affairs of the French Republic for France-Japan Partnership)とそれぞれ会談しました。ファビウス外相の訪日に先立ち,北朝鮮問題をはじめとする最近の東アジア情勢について我が国の立場を説明し,さらに,第5回アフリカ開発会議(TICAD V)に向けた取組を含め,対アフリカ政策における日仏間の連携を確認しました。また,オランド大統領の訪日に向けた意見交換を行いました。
(参考)日・EUビジネス・ラウンドテーブル(BRT)
1999年に発足した日欧ビジネス界の対話の枠組み。年1回,日本・EUの主要企業のトップクラスが一堂に会し,日欧間の更なる経済関係強化へ向けて,ビジネス界の立場から討議を行い,日・EU両政府に対し,提言を提出している。