報道発表

岸田外務大臣の福島訪問

平成25年4月6日
岸田外務大臣の福島訪問 (写真提供:東京電力)

 本6日,福島県を訪問した岸田文雄外務大臣は,東京電力福島第一原子力発電所を視察するとともに,福島県庁において佐藤雄平知事との会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 東京電力福島第一原発視察
     岸田大臣は,東京電力福島第一原子力発電所における廃炉作業を視察し,また,免震重要棟内において挨拶を行い,厳しい環境での作業に対し,敬意と感謝を表明するとともに,緊張感をもって作業に取り組んでいただきたい,また,外務省においても,国際原子力機関(IAEA)や各国との連携に取り組んでいく考えである旨述べました。
  2. 佐藤雄平福島県知事との会談
    (1)岸田大臣から,福島県民の方々が大変な困難の中,復興に向けた努力をされていることに敬意を表する,除染や廃炉といった事故対応においては国際社会との連携が重要であり,風評被害対策においても各国と意思疎通をしっかりと図っていきたい旨述べました。
    (2)佐藤知事から,これまでの外務省の協力に感謝する,IAEAとのプロジェクト,風評被害対策,渡航制限や輸入制限の解除など,国際面での支援を引き続きお願いしたい,また,最近トラブルの続く東京電力福島第一原子力発電所について,政府としてしっかりとした対応をお願いしたい旨述べた。
    (3)岸田大臣から,東京電力福島第一原子力発電所のトラブルについては,午前中,東京電力側に対し,緊張感を持って対処して頂きたい旨申し上げたが,政府の一員としてもしっかりと受け止めたい,特に風評被害対策について国際社会と緊密に意思疎通を図り対応していきたい旨述べました。

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