報道発表

ALPS処理水の海洋放出に伴う日本産水産物の輸入規制措置強化の決定に対するロシア側への申入れ

令和5年10月16日

 10月16日、北川克郎軍縮不拡散科学部長からゲンナーディー・オヴェチコ駐日ロシア大使館臨時代理大使に対して、北川剛史日露経済室長からセルゲイ・エリセーエフ参事官に対して、ALPS処理水の海洋放出に伴うロシア側による日本産水産物の輸入規制措置強化の決定について、要旨以下のとおり申入れを行いました。

  1. 我が国は、ロシアを含む国際社会に対し、従来から、ALPS処理水及び日本産水産物の安全性について、科学的根拠に基づき高い透明性を持って丁寧に説明してきている。
  2. ロシア側から突然要請のあった10月10日の対話やロシア側が一方的に設定した10月16日を期限とした資料の提供に際しても、ロシア側の関心事項に基づき、誠実かつ丁寧に対応してきた。
  3. それに対し、科学的根拠に基づかず、日本産海産物の輸入規制措置を強化することは不当であり、また、日本からの食品輸入規制緩和・撤廃という国際的な動きに逆行するものである。今般のロシア側の決定は、極めて遺憾であり、撤回を強く求める。
  4. 我が国は、引き続き、科学的根拠に基づく対応を強く求めていく。

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