報道発表

日独外相会談

令和5年11月8日
正面を向き、握手を交わす、両外相の様子
テーブルに着き、会談を行う、両外相の様子

 11月8日午前8時45分から約25分間、上川外務大臣は、アナレーナ・ベアボック・ドイツ連邦共和国外務大臣と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
 冒頭、上川大臣から、ベアボック外相の訪日を歓迎するとともに、3月に東京で開催した初の日独政府間協議や安全保障分野での協力の進展など、日独関係が、かつてないほど緊密かつ強固なものとなっていることは喜ばしい旨述べました。  
 両外相は、インド太平洋における協力、緊迫する地域情勢を始めとする国際社会における日独共通の関心事項への対応や、女性・平和・安全保障(WPS)、男女共同参画の分野を含め、日独間の連携を更に強化するべく緊密に協力していくことを確認しました。
 上川大臣から、ドイツの新たな国家安全保障戦略に基づく防衛力向上や、インド太平洋地域への関与の強化に向けた取組への支持を伝達しました。両外相は、両国部隊間での物品・役務の提供を円滑化すべく、日独間で交渉を進めている日独ACSAの早期妥結に向け、取り組んでいくことを確認しました。
 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、インド太平洋地域における課題、中国・北朝鮮を含む地域情勢について意見交換を行い、中東情勢への対応がある中であっても、引き続き力強いウクライナ支援を行っていく必要があるとの認識を共有しました。また、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等についても、引き続き連携していくことを確認しました。


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