報道発表

国際開発協会に対する円借款に関する書簡の交換

平成30年2月22日

1 本22日(現地時間21日),アメリカ合衆国の首都ワシントンにおいて,我が方佐々江賢一郎駐アメリカ合衆国大使と先方ジム・ヨン・キム世界銀行グループ総裁兼国際開発協会総裁(Dr.Jim Yong Kim, President of the World Bank Group and the International Development Association)との間で,2,923億8,773万円を限度とする円借款に関する書簡の交換が行われました。

2 対象案件の概要
 本件は,開発途上国の経済成長と貧困削減に果たす国際開発協会(IDA)の役割の重要性に鑑み,日本政府がIDAに対して資金を供与することで,IDA第18次増資期間中に必要なIDAの活動資金の確保を図り,もってIDAによる開発事業の実施に寄与するものです。
 この支援を通じて,開発途上国に対する各種支援が強化され,国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することが期待されます。

3 供与条件

(1)金利0.35%
(2)償還期間40年(10年の据置期間を含む。)

[参考]
 国際開発協会(International Development Association (IDA))は,世界銀行グループの中で,所得水準の低い開発途上国に対して,超長期・低利の融資や贈与等を行う機関。我が国は,IDAが設立された1960年にIDAに加盟し,現在では第2位の出資国の地位を占めている。


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