報道発表
ヒッチンズ駐日英国大使による岸田外務大臣表敬



1 本27日,午前9時10分から約15分間,岸田文雄外務大臣は,外務省においてティム・ヒッチンズ駐日英国大使(Mr. Timothy Hitchens, UK Ambassador)の表敬を受けました。
2 岸田大臣から,ヒッチンズ大使がフィリップ・ハモンド英国外務・英連邦大臣(The Rt Hon Philip Hammond MP, Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs)からのメッセージを持参したことに触れつつ,英・EU関係の今後の関係を注視していること,特に,欧州へのゲートウェイとしての英国に進出している日本企業がこれまでどおり活動できるよう,企業の意見にも耳を傾け,対応してもらいたい旨を述べました。また,岸田大臣から,杉山外務事務次官に英国を訪問し関係者と意見交換するよう指示した旨述べました。更に,価値を共有する英国との関係強化に引き続き努めつつ,国際社会の平和と安定のために両国で協力していく考えを伝えました。
3 ヒッチンズ大使は,ハモンド大臣からのメッセージ(英文(PDF)/仮訳(PDF)
)を手交しつつ,英国民が下したEU離脱という決定を英国政府は実施に移さなければならないが,民主主義,法の支配という重要な基本的価値を共有する日本や米国等のパートナ-と協力していきたい,ケリー米国国務長官,杉山次官が訪英されるので,緊密に連携していきたい旨述べました。
また,ヒッチンズ大使は,お聞きした点は直ちに本国政府に報告する旨述べるとともに,日本企業は自動車,鉄道,原子力等の分野を始め英国経済に大きく貢献している旨指摘しつつ,日本企業の関心・意見を聴取し,本国に報告する考えである旨を述べました。
(参考)英国におけるEU残留・離脱を問う国民投票(6月23日実施)
英国選挙管理委員会の発表によれば,離脱支持が過半数(残留支持48.1%,離脱支持51.9%)。投票率72.2%。