報道発表
国際刑事裁判所裁判官選挙への赤根智子法務省法務総合研究所長兼国際司法協力担当大使の候補者指名
平成28年4月22日
1 本22日,岸田文雄外務大臣は,閣議において,明年秋に行われる国際刑事裁判所(ICC)裁判官選挙の候補者として,我が国の刑事分野の専門家である赤根智子(あかね ともこ)法務省法務総合研究所長兼国際司法協力担当大使を指名する旨の説明を行い,了承を得ました。
2 ICCは,集団殺害(ジェノサイド)犯罪や人道に対する犯罪等の「国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪」を犯した個人を国際法に基づき訴追・処罰するために2002年に発足した史上初の常設の国際刑事法廷であり,我が国は,2007年にICCの加盟国となりました。
3 我が国は,ICC加盟以来,裁判官を継続的に輩出し,ICCの活動に積極的に貢献してきています。今次選挙においても,我が国出身者がICC裁判官に選出されることは,国際刑事法・人道法の発展に対する我が国の主体的な取組を示すものであり,我が国が重視する国際社会における法の支配の推進にも寄与するものと考えます。