報道発表
フォン・ヘーベル国際刑事裁判所書記の訪日
平成28年1月21日
1 1月24日から31日まで,ハーマン・フォン・ヘーベル国際刑事裁判所(ICC)書記(Mr. Herman von HEBEL, Registrar, International Criminal Court)が,外務省の招へいにより訪日します。
2 滞在中,フォン・ヘーベル書記は,黄川田仁志外務大臣政務官を表敬する他,早稲田大学(26日)及び同志社大学(29日)で講演等を行う予定です。
3 我が国は,史上初の常設の国際刑事裁判機関であるICCの活動を一貫して支持してきました。今般のフォン・ヘーベル書記の訪日を通じ,我が国とICCとの更なる関係強化が期待されます。
(参考1)国際刑事裁判所(ICC)
国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪(集団殺害犯罪,人道に対する犯罪,戦争犯罪)を犯した個人を,国際法に基づき訴追・処罰するための,史上初の常設の国際刑事法廷。設立条約であるICCローマ規程は,1998年7月に採択され,2002年7月1日に発効。我が国は2007年7月17日に加入書を寄託し,同年10月に105番目の加盟国となった。2016年1月現在の締約国数は123。裁判所の所在地はオランダのハーグ。
(参考2)ハーマン・フォン・ヘーベルICC書記(オランダ出身)
オランダ外務省で上級法律顧問を務めた後,2001年から旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所で上級法務官として勤務。その後,2006年からはシエラレオネ特別法廷,2009年からレバノン特別法廷でそれぞれ次席書記及び書記を歴任。2013年4月にICC書記に就任し,書記局の責任者としてICCの行財政を統括する。