報道発表
日朝外交当局間会合の開催
平成26年9月25日
1 北朝鮮の特別調査委員会による調査に関しては,先般,北朝鮮側から,調査は初期の段階であり,それを超えた説明はできないと連絡してきました。このため,その後,現段階での調査の現状について詳細な説明を受けるため,北京の「大使館」ルートを通じて調整を行ってきた結果,北朝鮮側から調査の現状について説明を受けるための日朝外交当局間会合を開催することとなりました。これは,調査結果についての「第一回目の通報」に当たるものではありませんが,外交当局から現状の説明を受けるものです。
2 9月29日,場所は中国・瀋陽(シンヨウ)です。日本側の代表は伊原アジア大洋州局長が,北朝鮮側の代表は宋日昊(ソン・イルホ)外務省大使が務めます。
3 日本側としては,北朝鮮側が拉致被害者を始めとする全ての日本人に関する包括的かつ全面的な調査を迅速に行い,その結果を速やかに通報すべきと考えています。こうした観点から,今回の会合において,北朝鮮による調査の現状をしっかり聴取し,見極める考えです。
4 引き続き,拉致問題を含む全ての日本人に関する問題の早期解決に向け,最大限努力していきます。