報道発表
岸田外務大臣とシャムシャド・アクタール国連アジア太平洋経済社会委員会事務局長との会談
平成26年7月22日


本22日午後2時から約30分間,岸田文雄外務大臣は,来日中のシャムシャド・アクタール国連アジア太平洋経済社会委員会事務局長(Dr. Shamshad Akhtar, Executive Secretary, United Nations Economic and Social Commission for Asia and the Pacific:ESCAP)と会談を行いました。概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸田外務大臣から,アジア太平洋地域の様々な局面に対する支援を通じて地球規模の課題に取り組むESCAPは我が国の重要なパートナーであり,今年我が国は同委員会加盟60周年を迎えることができた旨述べた上で,これまでの支援,協力に謝意を伝えるとともに,協力関係を一層強化していきたい旨述べました。
2 これに対して,アクタール事務局長から,長きにわたる我が国の貢献への謝意が表明されました。また,特に力を入れていることは,地域間の連結性の強化と,国連が取り組んでいる持続可能な開発の取組をサポートしていくことであると説明があり,それらの活動への日本の支援を期待している旨述べました。
3 また,岸田外務大臣から,我が国が人間の安全保障の理念を重視していることや,女性が輝く社会の実現に向けてESCAPと協力していきたいことを述べた上で,アジア太平洋地域は過去に多くの災害に見舞われており,ESCAPが防災の推進に積極的に取り組んでいることを評価する旨述べました。これに対し,アクタール事務局長から,日本の活動を評価するとともに,ESCAPに対して,今後更なる支援を期待する旨の発言があり,岸田外務大臣から,今後もESCAPの活動に協力していきたいと述べました。