報道発表

日印防衛装備品・技術移転協定及び日印秘密軍事情報保護協定の署名

平成27年12月12日

 本12日(現地時間同日),ニューデリーにおいて,平松賢司駐インド大使とS.ジャイシャンカル・インド外務次官(Dr. S. Jaishankar, Foreign Secretary, Ministry of External Affairs of India)との間で「防衛装備品及び技術の移転に関する日本国政府とインド共和国政府との間の協定」の署名が,また,平松賢司駐インド大使とG.モハン・クマール・インド国防次官(Mr. G. Mohan Kumar, Defence Secretary, Ministry of Defence of India)との間で「秘密軍事情報の保護のための秘密保持の措置に関する日本国政府とインド共和国政府との間の協定」の署名が行われました。また、安倍晋三内閣総理大臣及びナレンドラ・モディ・インド首相(H.E. Mr. Narendra Modi, Prime Minister of India)立ち会いの下,署名された日印防衛装備品・技術移転協定の交換が行われました。

  1. 日印防衛装備品・技術移転協定は,日印両政府が参加する防衛装備品・技術の共同開発・生産又は安全保障・防衛分野における協力の強化のために移転される防衛装備品・技術の取扱いに関する法的枠組みを設定するものです。
    具体的には,移転される防衛装備品・技術の目的外使用や第三国移転に係る厳格な管理の確保に加え,当該移転を決定する手続,移転される防衛装備品・技術を決定する合同委員会の設置等について定めています。
     本協定により,日印両政府間のより緊密な防衛装備協力が可能となり,我が国の防衛産業の生産・技術基盤の維持・高度化,ひいては我が国の安全保障に資することが期待されます。
  1. 日印秘密軍事情報保護協定は,日印両政府間で交換される国家安全保障の観点から保護する必要がある防衛関連情報を,受領国政府が自国の国内法令に従って保護するためにとる措置等について定めるものです。
     本協定によって,日印両政府間で交換される秘密軍事情報が適切に保護され,両国政府間で有益な情報交換が一層行われることが期待されます。

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