報道発表

岸田外務大臣主催による国際機関の長等との昼食会

平成27年3月15日
本15日、午後1時40分頃から約50分間、岸田文雄外務大臣は、第3回国連防災世界会議に参加している国際機関の長等を招待して昼食会を開催したところ、概要は以下のとおりです。
 
1.冒頭、岸田大臣より、概要以下のとおり述べました。
昨日発表した「仙台防災協力イニシアティブ」に基づき、積極的平和主義の取組の一つとして、防災に関する日本の知見と技術を国際社会と共有し、災害に強靱な世界の構築に貢献していく。また、防災は、気候変動の観点からも重要であり、国連気候変動枠組条約第21回締約国会合(COP21)における全ての国が参加する枠組みの採択に向け、途上国支援も含め、日本としても積極的に貢献したい。
 
2.その後、参加者から、各国際機関等の防災に対する考え方や取組について紹介がありました。また、第3回国連防災世界会議を日本がホストしていることと日本のもてなしに対し、謝意と高い評価が示されました。そして、ほとんどの参加者から、持続可能な開発と気候変動という2つの重要な地球規模課題の新しい枠組みが決まる本年、この仙台での会議が出発点として重要であるという意見がありました。
 
3.なお、この昼食会では、被災地の復興を発信するため、東日本大震災で被災しながらも発酵中のお酒が奇跡的に生き残った石巻の「日高見」で乾杯し、また料理にも被災地の食材を積極的に活用し、参加者から高い評価を得ました。
 
(参考)出席者
 (1)潘基文 国連事務総長
 (2)ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁
 (3)サベル・ホセイン・チョードリー列国議会同盟(IPU)議長
 (4)近衞忠煇 国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)会長
 (5)ハン・スンス 防災と水に関する国連事務総長特使
 (6)デイビッド・マローン国連大学学長
 (7)シャムシャド・アクタール国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)事務局長
 (8)マルガレータ・ワルストロム国連事務総長特別代表(防災担当)
 (9)ババトゥンデ・オショティメイン国連人口基金(UNFPA)事務局長
(10)ジョアン・クロス国連人間居住計画(UN-Habitat)事務局長
(11)グレテ・ファレモ国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)事務局長
(12)レイチェル・カイト世界銀行気候変動担当副総裁
(13)サリー・フェガン・ワイレス国連訓練調査研究所(UNITAR)事務局長
(14)石井菜穂子 地球環境ファシリティ(GEF)CEO
(15)高瀬千賀子 国連地域開発センター(UNCRD)所長
(16)リチャード・ディクタス国連ボランティア計画(UNV)事務局長
(17)クリストファー・ブリッグス ラムサール条約事務局長

報道発表へ戻る