報道発表

日・エチオピア外相電話会談

平成25年12月25日
本25日午後3時40分から約15分間,岸田文雄外務大臣は,テドロス・アダノム・エチオピア連邦民主共和国外務大臣(H.E. Dr. Tedros Adhanom, Minister of Foreign Affairs of the Federal Democratic Republic of Ethiopia)との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
 
1 岸田大臣より,今般の南スーダンにおける争乱により,エチオピア国民に犠牲者が発生したことにつき追悼の意を表明しました。また,全関係者による暴力の停止と対話を通じた解決を強く求めるという我が国の立場を改めて伝えるとともに,アフリカ連合(AU)及び政府間開発機構(IGAD)の努力,更には,双方の議長国かつIGAD閣僚ミッション団長としてジュバを訪問したテドロス外相の努力を支持する旨伝えました。
 
2 また,岸田大臣より,我が国は,南スーダンの平和と安定がアフリカ全体の平和と安定の鍵となるとの考えから,同国の独立以来,国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)への自衛隊派遣や経済協力を通じた国造りを支援してきている旨述べました。また,今後も,関係国や国連,AUを含む国際機関とも連携しながら,自衛隊による支援活動を実施するとともに,南スーダンの安定のために,必要な措置を引き続き講じて行く考えを伝えました。
 
3 これに対し,テドロス外相より,南スーダン及び周辺地域への日本の関与に深く感謝する,同国は憂慮すべき情勢にあり,AU,IGAD及び国連は暴力の即時停止及び即座の対話開始を目指し活動している,南スーダンは数十年の闘争の末に独立しており,更なる戦闘と犠牲の発生を回避する必要がある旨述べました。
 
4 最後に,両外相は,同国の情勢安定化に向けて,連携していくことを確認しました。

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