報道発表

辻󠄀外務副大臣及び岩田経済産業副大臣によるシュミハリ・ウクライナ首相等への表敬

令和5年11月20日
向かい合い、握手を交わす、辻󠄀外務副大臣とシュミハリ首相の様子
  1. 11月20日午後4時30分(現地時間同日午前9時30分)頃から約50分間、ウクライナ訪問中の辻󠄀清人外務副大臣及び岩田和親経済産業副大臣は、日本企業関係者とともにデニス・シュミハリ・ウクライナ首相(H.E. Mr. Denys SHMYHAL, Prime Minister of Ukraine)への表敬を行ったところ、概要は以下のとおりです。

    1. 冒頭、辻󠄀外務副大臣から、日本は、ロシアによる侵略を一日も早く終わらせるべく、G7議長国として結束を維持し、厳しい対露制裁及び強力なウクライナ支援を行ってきており、ウクライナと共にあるという日本の立場は決して揺るがない旨述べました。また、辻󠄀外務副大臣から、今回の経済ミッションは、今後のウクライナの復旧・復興支援への日本企業の関与を更に深める上で重要であり、来年2月19日に開催予定の日・ウクライナ経済復興推進会議に向けた準備を本格化させるための有意義な訪問としたい旨述べました。
    2. 岩田経済産業副大臣からは、両国企業での連携を進めるべく、ウクライナ商工会との間でオンラインでのマッチング会合を実施している等、現在進めているウクライナ復興支援に向けた具体的な取組を紹介した上で、経済復興に貢献する事業に対して政府の支援を積極的に行っていく旨を述べました。また、企業の貿易・投資の一層の後押しに繋がるようなJETRO貿易保険などの環境整備についても言及しました。
    3. これに対し、シュミハリ首相から、日本のこれまでの支援及びG7議長国としての取組に対して感謝の意が表され、ウクライナの復旧・復興に向けた日本の役割に期待しており、日・ウクライナ経済復興推進会議に向けて引き続き連携していきたい旨の発言がありました。
    4. さらに、同行した日本企業関係者から、ウクライナの復興支援に向けた取組の紹介がありました。シュミハリ首相からは、今回の経済ミッションの訪問により、両国の企業間の協力が、更に強化されることも期待している旨の発言がありました。
テーブルに着き、意見交換を行う、辻󠄀外務副大臣、岩田経済産業副大臣、およびスヴィリデンコ第一副首相兼経済相の様子
テーブルに着き、意見交換を行う、辻󠄀外務副大臣、岩田経済産業副大臣、およびクブラコフ副首相兼地方自治体・国土・インフラ発展相の様子
  1. この他、同日、辻󠄀外務副大臣及び岩田経済産業副大臣は、同行した日本企業関係者と共に、ユリヤ・スヴィリデンコ・ウクライナ第一副首相兼経済相(H.E. Ms. Yuliia SVYRYDENKO, First Deputy Prime Minister – Minister of Economy of Ukraine)及びオレクサンドル・クブラコフ・ウクライナ副首相兼地方自治体・国土・インフラ発展相(H.E. Mr. Oleksandr KUBRAKOV, Deputy Prime Minister for Restoration – Minister for Communities, Territories and Infrastructure Development of Ukraine)への表敬を各々行ったところ、概要は以下のとおりです。

    1. スヴィリデンコ第一副首相兼経済相への表敬においては、岩田経済産業副大臣から、日本は多くの民間企業の力で戦争や震災から早期に復興し、経済発展を実現してきたことを説明しました。また、日本が長年培ってきた科学技術をもとに、大企業に加えてスタートアップもウクライナ経済復興に貢献できる先進技術を有している旨を述べました。
    2. クブラコフ副首相兼地方自治体・国土・インフラ発展相への表敬においては、辻󠄀外務副大臣から、JICAウクライナ事務所の再開を含むウクライナの復旧・復興に向けた取組を説明した上で、ウクライナにおける汚職対策を始めとする改革の取組の継続を期待している旨述べました。
    3. これに対し、スヴィリデンコ第一副首相兼経済相及びクブラコフ副首相兼地方自治体・国土・インフラ発展相から、日本の取組を高く評価する旨の発言及びウクライナ政府による復旧・復興に向けた取組について説明があり、日・ウクライナ間で引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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