報道発表
日仏外相夕食会
令和5年11月8日


11月8日、午後7時50分から午後9時35分まで約105分間、上川陽子外務大臣は、迎賓館和風別館「游心亭」において、G7外相会合に出席するため訪日中のカトリーヌ・コロンナ仏欧州・外務相(H.E. Ms. Catherine COLONNA, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)を招いて夕食会を行ったところ、概要は以下のとおりです。夕食会は、和やかな雰囲気の中で行われ、福島県産のホタテや静岡県産の食材を使用した料理が供されました。


- 冒頭、上川大臣から、G7外相会合の議論を振り返りつつ、コロンナ外相の議論への貢献に謝意を表しました。コロンナ外相からは、G7外相会合における上川大臣の議長ぶりを賞賛した上で、非常に良い外相声明をまとめられたとの発言がありました。また、コロンナ外相から、二国間の夕食会のために、迎賓館という歴史のあるすばらしい場所を選んでくださったことは光栄である旨の発言がありました。
- 両外相は、中東情勢を始めとする喫緊の国際情勢について意見交換を行い、二国間及びG7の枠組みを通じて、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- 上川大臣から、福島第一原発からのALPS処理水の海洋放出の最新の状況について説明し、コロンナ外相は、本件に係る透明性と対話を推進するための取組を歓迎しました。
- そのほか、両外相は、日仏間の食文化等にも触れながら和やかな雰囲気の中でやり取りを重ね、様々な分野における日仏間の交流の推進に共に取り組んでいくことで一致しました。
- なお、両外相は、夕食会の開始前に鯉の餌やりを体験したほか、食後には、煎茶の手もみのデモンストレーションや天然緑茶アロマの紹介を鑑賞しつつ、先般のニューヨークにおける日仏外相会談に続き、共に静岡茶を楽しみました。