報道発表
コルスンスキー駐日ウクライナ大使による林外務大臣表敬
令和4年3月2日


3月2日、午後5時40分から約25分間、林芳正外務大臣は、コルスンスキー駐日ウクライナ大使(H. E. Mr. Sergiy KORSUNSKY, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of Ukraine)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、国家の主権と独立のために奮闘されているウクライナ国民に心からの敬意を表するとともに、ロシアの侵略による犠牲者に衷心より弔意を伝達しました。これに対し、コルスンスキー大使から、ご多忙の中、速やかに表敬依頼に応じて頂き感謝申し上げる旨の発言がありました。
- 林大臣から、今回のロシアによる侵略は、ウクライナの主権及び領土一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法の重大な違反であり、このような暴挙は決して認められず厳しく非難する旨述べました。また、我が国としても、プーチン・ロシア大統領を含む個人・団体への制裁やロシア中央銀行の資産凍結等の厳しい対ロシア制裁措置に加えて、ベラルーシへの制裁措置も行うなど迅速に措置を講じていく旨述べました。
- 林大臣から、少なくとも1億ドル規模の借款による支援、1億ドルの緊急人道支援、日本在留を希望する在留ウクライナ人の在留期間延長など、できる限りの支援をしていく旨述べました。
- これらの日本の取組に対し、コルスンスキー大使から高い評価と深い感謝の意と更なる協力への期待が表明されました。
- 林大臣から、在留邦人の安全が守られるよう引き続きの支援を要請しました。