報道発表
日・セーシェル外相会談
平成30年12月5日



本5日,午後7時30分頃から約90分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のヴィンセント・メリトン・セーシェル共和国副大統領兼外務大臣(H.E. Mr. Vincent Meriton, Vice President and Minister for Foreign Affairs, the Republic of Seychelles)と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,河野大臣から,メリトン副大統領兼外務大臣の訪日を歓迎した上で,インド洋上の要衝に位置するセーシェルとの関係を一層深めていくとともに,明年のTICAD7に向けて引き続き協力していきたい旨述べました。
- これに対し,メリトン副大統領から,TICADプロセスを通じた日本のセーシェルを含むアフリカの開発及び国際社会の平和と安定への日本の貢献に謝意が示されました。また,メリトン副大統領は明年のTICAD7へのダニー・フォール大統領の出席を確約し,両大臣はTICAD7の成功に向けた協力を約束しました。
- さらに,両大臣は,来年1月の在セーシェル兼勤駐在官事務所開設を機に,両国の友好関係を一層強化していくことを確認しました。
- この他,両大臣は,北朝鮮情勢,安保理改革を含む国際場裡における協力等に関し,意見交換を行いました。北朝鮮情勢に関し,両大臣は,朝鮮半島の非核化の実現に向け安保理決議の完全な履行が必要との立場で一致しました。河野大臣から拉致問題の早期解決に向けて理解と協力を求め,メリトン副大統領の理解を得ました。
- 会談後,日・セーシェル外相共同プレス・ステートメント(主要点(PDF)
/仮訳(PDF)
/英語(PDF)
)が発出されました。