報道発表
日・ベルギー外相会談
平成30年10月29日



本29日午後7時55分頃から約70分間,河野太郎外務大臣は,ディディエ・レンデルス・ベルギー王国副首相兼外務・欧州問題大臣(H.E. Mr. Didier Reynders, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and European Affairs of the Kingdom of Belgium)と夕食を交えつつ会談したところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,河野大臣から,レンデルス大臣の訪日を歓迎し,法の支配を始めとする基本的価値を共有する重要なパートナーであるベルギーと,2016年の日本・ベルギー友好150周年で深まった両国の絆を踏まえて,幅広い分野で協力関係を一層強化していきたい旨述べました。これに対し,レンデルス大臣から,今般の訪日については広島を始めとする地方訪問も実現できて喜ばしい,日本とは,ルールに基づく国際秩序や自由貿易,多国間主義を支持するなど基本的価値を共有しており,国際場裡においても緊密に協力していきたい旨述べました。また,両大臣は,この機会に署名された政務協議に関する覚書を歓迎しました。
- 両大臣は,自由貿易を推進する重要性を改めて共有するとともに,二国間の貿易投資にも資する日EU・EPAの早期発効に向け,緊密に協力していくことを確認しました。
- ベルギーが2019年から2年にわたり国連安全保障理事会の非常任理事国を務めることを踏まえて,両大臣は,核軍縮・不拡散を含む国際社会の諸課題について,国連を中心に連携していくことで一致しました。
- 北朝鮮情勢に関し,両大臣は,朝鮮半島の非核化に向け,安保理決議の完全な履行が必要との立場で一致しました。