報道発表
ファレモ国連プロジェクト・サービス機関事務局長による岡本外務大臣政務官表敬
平成29年12月8日


本8日午前10時から約20分間,岡本三成外務大臣政務官は,訪日中のグレテ・ファレモ国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)事務局長(Ms. Grete Faremo, Executive Director of the United Nations Office for Project Services)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岡本政務官から,ファレモ事務局長の昨年に続く訪日を歓迎した上で,UNOPSが災害やテロの影響を受けた国や地域で実施する事業は我が国が重視する分野における二国間援助を補完するものであり,UNOPSと引き続き協力関係を深めていきたい旨述べるとともに,本年9月の国連総会において,日本・EU・UNOPSで共催した「質の高いインフラ投資の推進に関するサイドイベント」へのファレモ事務局長の出席に謝意を表明しました。また,特に国連調達を通じた我が国の民間企業との連携も含めた日・UNOPSの更なる連携強化を期待するとともに,邦人職員の一層の活躍に協力して欲しい旨述べました。
- これに対し,ファレモ事務局長から,日本からのUNOPSへの拠出に謝意を述べるとともに,今後は,日本とのパートナーシップをより戦略的なものとし,日本の開発協力政策に沿った事業を,日本の二国間援助を補完する形で実施していきたい旨述べました。具体的には,UNOPSが重視している強靱なインフラや再生可能エネルギー等,日本が高い知見と技術を持つ分野において,日本の企業や大学との連携を推進・強化していきたい旨述べました。また,UNOPSの邦人職員はJPOを含めて皆大変優秀な人材であり,ファレモ事務局長として邦人職員の働きを非常に高く評価している旨言及がありました。
[参考]国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)
1974年,国連開発計画(UNDP)の中の1部署(Office for Project Services (OPS))として設立,1994年の国連総会決議によりUNDPから独立し,UNOPSとして1995年1月1日に正式に発足。UNOPSは,人道・平和構築・開発支援の分野において,被援助国政府,ドナー政府,国際機関等からの要望に応じてインフラ整備,調達,プロジェクト管理のサービスを提供している。