報道発表
ゼルボ包括的核実験禁止条約機関準備委員会暫定技術事務局長による岸田外務大臣表敬
平成27年8月7日


本7日午前9時35分から20分間,岸田文雄外務大臣は,外務省において,広島平和記念式典及び長崎平和祈念式典出席のため訪日中のラッシーナ・ゼルボ包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)準備委員会暫定技術事務局長(Dr. Lassina Zerbo, Executive Secretary, Provisional Technical Secretariat, Preparatory Commission for the Comprehensive Nuclear-Test-Ban Treaty Organization)と会談したところ,概要は以下のとおりです。
1 岸田大臣から概要以下のとおり述べました。
(1)被爆70年の節目の年に訪日し,被爆地を訪れて頂いたことは大きな意義がある。核軍縮を推進していく原動力としてこの体験を共有して頂きたい。
(2)CTBTの早期発効は,「核兵器のない世界」に向けた重要なステップである。本年,CTBT発効促進会議の共同議長国である日本として,核軍縮・不拡散の推進の観点から,引き続き精力的に取り組んでいく。
(3)日本にとって北朝鮮による核実験の迅速な検知が重要であり,引き続き協力していきたい。
2 これに対し,ゼルボ事務局長から,以下のとおり述べました。
(1)被爆70年及びCTBTの署名開放からまもなく20年となる節目に,日本がカザフスタンと共にCTBT発効促進会議共同議長国を務めることは,国際社会の平和と安定に寄与するものであり,岸田大臣のリーダーシップを期待する。
(2)また,このような時宜を得て今月広島で行われるCTBT賢人グループ会合は,国際社会に対する貴重なメッセージを発信し,新たな核軍縮に向けた取組みの始まりを告げる機会となろう。
1 岸田大臣から概要以下のとおり述べました。
(1)被爆70年の節目の年に訪日し,被爆地を訪れて頂いたことは大きな意義がある。核軍縮を推進していく原動力としてこの体験を共有して頂きたい。
(2)CTBTの早期発効は,「核兵器のない世界」に向けた重要なステップである。本年,CTBT発効促進会議の共同議長国である日本として,核軍縮・不拡散の推進の観点から,引き続き精力的に取り組んでいく。
(3)日本にとって北朝鮮による核実験の迅速な検知が重要であり,引き続き協力していきたい。
2 これに対し,ゼルボ事務局長から,以下のとおり述べました。
(1)被爆70年及びCTBTの署名開放からまもなく20年となる節目に,日本がカザフスタンと共にCTBT発効促進会議共同議長国を務めることは,国際社会の平和と安定に寄与するものであり,岸田大臣のリーダーシップを期待する。
(2)また,このような時宜を得て今月広島で行われるCTBT賢人グループ会合は,国際社会に対する貴重なメッセージを発信し,新たな核軍縮に向けた取組みの始まりを告げる機会となろう。