報道発表

日・ノルウェー外相会談

平成30年5月10日
握手をする日・ノルウェー両外相
日・ノルウェー外相会談後の両外相による会見

 本10日午後7時30分から約70分間,河野太郎外務大臣は,イーネ・エーリクセン・ソーライデ・ノルウェー王国外務大臣(H.E. Ms. Ine Eriksen Soreide, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Norway)と夕食を交えつつ会談したところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,河野大臣から,ソーライデ大臣の訪日を歓迎し,法の支配を始めとする基本的価値を共有する重要なパートナーであり,共に「海洋国家」「平和国家」であるノルウェーと,幅広い分野で両国の協力関係を一層強化していきたい旨述べました。これに対し,ソーライデ大臣から,日本とノルウェーは,長きにわたり友好関係を維持し,ルールに基づく国際秩序や自由貿易を強く支持するなど基本的価値を共有している,また,日本は,平和と安定のための取組を進める上で,アジアにおける極めて重要なパートナーである旨述べました。
  2. 両大臣は,本年2月の首脳会談も踏まえ,両国の共通課題である自由な貿易・投資の促進,捕鯨,北極分野での協力や持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取組での連携を進めていくことで一致しました。
  3. また,両大臣は,北朝鮮に関し,双方は,先般の南北首脳会談を北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的な解決に向けた前向きな動きとして歓迎しつつ,北朝鮮が全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な廃棄に向けた具体的な行動をとることが重要であるとの認識で一致しました。
  4. その他,地域情勢についても意見交換を行いました。

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