報道発表
第27回国連軍縮会議の開催(結果)
平成29年11月30日



- 11月29日から30日まで,広島市において,第27回国連軍縮会議が開催され,2国際機関及び12か国から60名が参加しました。
- この会議には,中満泉国連軍縮担当上級代表をはじめとする国連関係者に加え,各国の政府高官,有識者,NGO,メディア関係者等が出席したほか,「核軍縮の実質的な進展のための賢人会議」の委員も一部出席しました。オープニング・セッションでは,中満上級代表が挨拶を行ったほか,我が国からは,岡本三成外務大臣政務官が開会の挨拶を行い,核軍縮・不拡散に関する日本の取組について述べました。
- 同会議では,「核兵器のない世界」の実現に向けた被爆地広島・長崎と市民社会からの思いが発信されたほか,被爆の実相の次世代への継承のための軍縮・不拡散教育,核兵器禁止条約の採択を受けた核軍縮・不拡散の現状と今後の展望,非核兵器地帯の実現に向けた地域安全保障の現状,2020年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議に向けて求められる取組等のテーマが議論されました。
[参考]国連軍縮会議
この会議は,国連が主催し,地方自治体及び外務省が協力して開催する会議であり,国連総会やジュネーブ軍縮会議など政府代表で構成される通常の軍縮会議と異なり,決議等を通じて各国政府が自国の立場や政策についてのアピールを行う会議ではなく,世界各国から政府高官や軍縮問題専門家等が個人の立場で参加し,テーマに沿った討議を行う会議となっている。