
ニュージーランド主催PSI海上阻止訓練「Maru」への参加について
平成20年9月3日
- 我が国は、9月12日(金曜日)から19日(金曜日)にかけて、ニュージーランド主催により同国オークランドにて開催されるPSI(拡散に対する安全保障構想)海上阻止訓練「Maru」(注)に参加する。
- 我が国からは、外務省、警察庁、財務省・税関、海上保安庁、防衛省・自衛隊の職員及び海上自衛隊P-3C哨戒機2機を派遣し、洋上における捜索・追尾訓練、港における貨物検査訓練及び机上訓練に参加する予定である。
- PSIは、国際社会の平和と安定に対する脅威である大量破壊兵器・ミサイル及びそれらの関連物資の拡散を阻止するため、国際法・各国国内法の範囲内でとりうる措置を検討・実践するグローバルな取組であり、我が国は、その発足当初より積極的に参加してきている。
- 今次訓練は、ニュージーランドが主催する初めてのPSI訓練であり、アジア太平洋地域におけるPSIへの理解と支持の拡大にとって重要な意義を有する。我が国は、昨年10月に我が国が主催したPSI海上阻止訓練「Pacific
Shield 07」をはじめとする経験を活かしつつ、今次訓練の成功に向けて最大限貢献する考えである。
(注) 「Maru」は、ニュージーランドの先住民マオリ族の言語で「保護する」「防ぐ」(to
protect)を意味する。