報道発表

コートジボワール共和国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換について

平成20年9月3日
  1. 我が国政府は、コートジボワール共和国政府に対し、「食糧援助」として、6億7,000万円の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、9月3日(水曜日)(現地時間、同日)、同国の首都アビジャン市において、我が方西内和彦 駐コートジボワール国臨時代理大使と先方ユスフ・バカヨコ外務大臣(M. Youssouf BAKAYOKO, Ministre des Affaires Etrangères de la République de Côte d’Ivoire)との間で行われた。
  2. 本無償資金協力の概要は次のとおりである。
  3. (1)本無償資金協力の内容

    • コートジボワール共和国の深刻な食糧事情を改善すべく、米の購入及びその輸送に必要な資金を供給する。

    (2)本無償資金協力の必要性

    • コートジボワール共和国は、2002年に勃発した反政府派による武装蜂起をきっかけに4年以上内紛状態が続き、経済が停滞した。政治情勢が比較的安定した現在でも、依然として総人口の半数が一日の生活費が1ドル以下という、貧困ライン以下での生活を強いられている。同国では主要穀物の内トウモロコシ及びミレット(キビ)の自給率はほぼ100%であるが、コメの自給率は50%前後であり、国外からの輸入に依存している。しかし、世界的な食糧価格の高騰により、コートジボワール政府の自助努力のみでは十分な食糧調達が出来ない状況にある。
    • このような状況の下、コートジボワール政府は、我が国政府に対し無償資金協力(食糧援助)を要請してきたものである。

    (3)本無償資金協力の効果

    • 今回の食糧援助により、コートジボワール共和国の食糧不足の緩和に貢献することが期待される。

(参考) コートジボワール共和国は、面積約32.2万平方キロメートル、人口1880万人(2007年、UNFPA)で、一人当たりGNI(国民総所得)が870米ドル(2006年、世銀)である。

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