報道発表

中国四川省災害復興日本視察団の訪日について

平成20年7月24日
  1. 中国政府は、四川省大地震の復興計画策定の参考とするために、7月27日(日曜日)から8月2日(土曜日)まで、仇保興(きゅうほこう)住宅都市農村建設部副部長を団長とする一行44名の訪日視察団を派遣する。同視察団は、滞日中、外務省、内閣府、国土交通省他我が国の地震復興関係省庁、新潟県及び兵庫県を訪問し、関係者との意見交換や復興・防災施設等を視察する予定。
  2. 中国政府は、四川省大地震の復興計画を策定することを喫緊の課題とし、中央及び地方の関係省庁を挙げてこれに取り組んでおり、阪神・淡路大震災を初めとする多くの地震復興の経験を有する我が国に対し、地震復興の知識・ノウハウの提供等の協力を要請している。このため、7月9日の日中首脳会談において、福田康夫総理より胡錦濤国家主席に対して、5本の柱からなる協力案を提示し、日中首脳間で地震復興に係る協力を推進していくことで合意している。
  3. 本件視察団の訪日は、日中首脳間で合意された上記協力の一環であり、地震復興についての先進的技術、知識を有する我が国関係省庁との意見交換や、地震復興の経験を有する神戸や新潟等の視察を行なうことは、四川省の地震復興計画策定に非常に有益である上、このような活動を通じて、日中間の交流の裾野が広がり、国民レベルの相互理解の促進にも貢献するものである。
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