報道発表

イランにおける邦人拘束事件について(被害者らによる大臣表敬訪問)

平成20年6月23日
  1. イランにおける邦人拘束事件に関し、同事件の被害者・中村聡志氏及び同氏の御尊父・中村淳貴(きよたか)氏が、23日午後5時30分から約10分間にわたって、高村外務大臣を表敬訪問した。
  2. 高村外務大臣より、(1)貴殿(中村聡志氏)が無事解放されたことを、御家族を始めとする関係者の皆様に心からお喜び申し上げる、(2)自分は、モッタキ・イラン外務大臣に2回電話し、貴殿の早期無事解放を働きかけた、福田総理大臣もアフマディネジャード・イラン大統領に対して直接協力要請を行った、さらに、緊急対策本部長である小野寺外務副大臣も4回イランに赴いた、(3)今回誘拐事件が生じた場所には危険情報が出されていたことを想起していただきたい、また、日本国政府としては、多大な時間と費用を掛けて対応したことを忘れないでほしい、(4)今回の経験を活かし、無事に解放されたことで将来に自信を持つとともに、これを戒めとしてほしい、(5)今後、社会のために一生懸命働くことによって恩返ししてほしい、旨中村父子に伝えた。
  3. これに対し、中村聡志氏から、(1)今回いろいろなところに御迷惑をおかけしたことについてお詫びしたい、(2)今後、将来に向けて精進し、皆様に恩返ししていきたい、旨述べた。
  4. さらに、中村淳貴氏から、今回の息子(中村聡志氏)の解放は皆様のおかげである、本当に御迷惑をおかけした、感謝申し上げる、と述べた。
  5. なお、中村父子は、謝意表明のために本日午後、在京イラン大使館を訪問した。
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